11.「漫画と小学生の非常識な関係」

AMIKURAHIROSHI

2010年06月20日 10:00

こんにちは。
ふれなび代表の HIROSHI AMIKURAです。



「何でも、親の悪いところばかり、真似をする」
このようなご意見を、お母さんお父さんから、よく聞きます。


良いところは、全然似てくれないのに、
「お父さんのだらしないところ」など、似て欲しくないところばかり、似てしまうというのです。



かなり、耳の痛い話です。(泣)



さて、それはさておき、子どもは、


モデリング 
<人および動物が他者の行動(モデル)を観察することによって、その行動の全体、
あるいは部分と類似した行動を繰り返すことをさす 辞書より> の天才です。


悪い事を、真似をされないことに、ビクビクしてしまったり、
真似させないことに注意を向けるより、子どもが真似する天才である特性を、

上手く使う方法を、一緒に考えましょう。

実は、子どもは、モデリングの天才なので、
この特性を使わない手はないのです。


つまり、真似して欲しい、人物の情報を、
子どもに伝えることで、子どものモデリング力を、最大限有効活用し、望ましいと思われる状況に、
自然と導くことができるのです。


これが、私が考えている仮説であり、日々実践している事です。


たとえば、1970年代に生まれた世代が、
(川口能活さん、小野伸二さん、中田英寿さんなど)、

日本のサッカーのレベルを大きく引き上げたのは、
あまりにも有名な事実です。

そして、そんな彼らがモデリングしたのは、
「キャプテン翼」というサッカー漫画なのです。


主人公キャプテン翼に、あこがれて、
彼が漫画の中で行う、さまざまな技を、真似したり、ボールが顔にぶつかっても、


「ボールは友達・・・」と、


再TRYするなど、サッカーを通じ、
生きて行くのに必要な、友情や一生懸命することを、学んだ子どもは、本当に、多かったのです。


この情報化社会の中では、
お母さんお父さんが、戦略的に、モデリングさせたい人物像を、あれば、

まずは、その人物像を明確することが重要です。
※ 漫画だけではなく、小説や、本や、映画や、スポーツ選手や、芸術家や、音楽家や、政治家や、
インターネット上の中から、選択する。


その上で、それらの情報を、意識的に多く、子どもに浴びさせることで、
子どものモデリングは、はじまるのです。


もちろん、お母さんお父さん(特に、お父さん)が、
子どもの見本になってあげられれば、本当は良いのですが、


私たちお母さん、お父さんだって、不得意分野もあるのです。


不得意分野では、お母さんお父さんは、勝負せず、
モデリングで、子どもの特性を有効活用し、そして、お母さんお父さんが、得意な分野で勝負する。


そんなやり方も、楽しいかもしれません。子どもはモデリングの天才。


覚えておいて損はない情報です。
お母さん、お父さん、日々実践。

私も、がんばります。

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