2010年04月23日

1.「○○はしてはいけない」=「○○をして下さい」 の法則

こんにちは。
HIROSHI AMIKURAです。


お母さんとお父さんのお役に立つような、
「声かけフレーズ」を、ご紹介します。

さて、あなたは、
誰かに「何か、して欲しくない事がある時」
は、ないでしょうか?


たとえば、お母さんなら、子どもに
「アイスクリームを食べて欲しくない」
とか、

「おもちゃを買い与えたくない」
などと、


いうような時は、ないでしょうか?


このような
「何か、して欲しくない事がある時」に、
あなたは、どのような「声かけ」を、相手にするでしょうか? 


今日はそんなお話です。


ところで、多くのお母さんお父さんは、
このような場合、大変損をしています。


つまり、
「言いたい事が、きちんと相手に伝わっていない」
場合が、多いのです。


たとえば、このような時、ついつい
「アイスクリームは、食べちゃだめです」
とか、

「おもちゃは、絶対に買いませんからね」
など、

「○○しませんよ」
という否定語を、使ってしまうことは、
ないでしょうか?


実は、コミュニケーションの世界では、
当たり前のように言われている事ですが、


脳は、「否定語」を理解することが、
できません。


「○○してはいけません」といわれても、


脳は、「否定語」を、
理解することができないのですから、

相手とすると、
「○○しなさい」と言われている事と、
変わらないことになるのです。


たとえば、私が次のように言ったとしましょう。


「いいですか お母さん!これは、絶対に、約束していただきたいのですが、
今日は、絶対に、夜に、お茶は飲まないでください。」

「約束して下さい。」

「とにかく、今日の夜は絶対に、お茶を飲まないようにして下さい」
(注)これは、例です。もちろん、お母さん、飲んでもOKですよ。


と言ったとします。
お母さんの中には、
今日の夜に、お茶を飲む事を、予定していた方は、
少ないのではないでしょうか? 


しかし、このように、
「○○するな」と言われてしまうと、


言われる前は、全く意識していなかった、
お母さんでも、

何人かのお母さんは、
「そういえば、お茶を飲むなとか、言っていたな・・・。」
と強烈に、お茶を意識するように、
なる方もあらわれてしまうかもしれません。


お母さん、お父さんでさえ、意識してしまうのですから、
仮にあなたの子どもたちが、

「アイスクリームをするな」
とか、

「そわそわするな」
とか、


「ぐずぐずするな」
とか、

「メソメソするな」
とか、


言われた場合は、
妙に意識したりすることで、


「するな!」
と、言われたからこそ、
してしまうようになる場合もあるのです。
※つまり、つまみ食いして欲しくない時に、「つまみ食いは絶対にするな」
と言えば、何も言わないより、効果がでてしまうのです。


それでは、どのような声かけをしたら、言いたい事が伝わるのか? 


次回は、そのお話をしていきましょう。

お母さん、お父さん、日々実践。
私もがんばります。